アパートの駐車場の寸法が車の全長よりもわずかに足りない!どうする?
賃貸アパートなどの区画分けされた駐車場が、必ずしも長さ5m以上あるとは限りません。
以前に当事務所で申請した車庫証明でもこんなケースがありました。
道路に面しているアパートの駐車場でのことです。道路と敷地の境界から車輪止めのブロックまでの距離が4.60m。そして車庫証明の申請をする車の全長が4.78mだったのです。
通常、計測上1センチでも寸法が足りなければ車庫証明の許可はされません。しかし申請時に警察署の担当官に以下のような説明をすることで許可されました。
車の長さは当然ですが車体の先端から後端までの距離です。今回のケースでは、道路と敷地の境界線から車輪止めのブロックまでの距離が4.60mでしたが、車輪止めの後方には建物の壁まで50センチ程度の空間がありました。下図をごらんください。
駐車時に車の後輪が車輪止めブロックにきっちりと当たるようバックで停めた場合、車の後輪よりも後ろ(後部バンパーなど)が車輪止めブロックの上を覆い被さるようにして収まり、ギリギリ道路との境界線内に車が入りきる長さだったのです。つまり、車の先端から後輪までの距離が4.60m以下だったのですね。
申請の際には窓口で説明がスムーズに運ぶように、このような図まで準備して警察署へ持ち込みました。結果的に、いろいろと担当官からは聞かれたものの、無事予定日に車庫証明が交付されました。
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